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ホームページ制作ツール 2017.06.02(公開)

カラーミーショップってどうなの?エンジニア視点でのメリット・デメリットまとめ

先日、カラーミーショップでECサイトを作る機会がありました。

その際に気付いたことを、エンジニア視点でのメリット・デメリットとしてまとめたいと思います。

カラーミーショップのメリット

  • ECサイトを販売サイトとして成立させるための各種手続き設定を自動化できる
  • テンプレートを使えば必要な機能が揃う
  • おすすめ商品・最近見た商品・売れ筋商品・お気に入り商品など、カテゴリー以外でのアーカイブ種類が多い
  • セキュアなページは常時 SSL 化
  • 電話サポートやお問い合わせが無料

ECサイトを販売サイトとして成立させるための各種手続き設定を自動化できる

個人的にもっともメリットを感じたのがこの点です。

通常のホームページと違って、ECサイトはデジタルなやり取りだけでなく、決済や発送といったアナログなやり取りが発生します。

その為には、経営の知識も必要になってきそうで、悩むところです。

WooCommerce など自分で決済プラグインを入れて設定するプラットフォームと比較すると、設定で悩んだり間違えたりするリスクを低く出来ます。

当然、設定を間違えることは大きなリスクとなるので、プログラムで自動化出来ることはカラーミーショップの利点のひとつではないでしょうか。

また、ECサイトの運営に必要な『特定商取引法に基づく表記』『プライバシーポリシー』ページを自動で作成できるのもありがたいです。

テンプレートを使えば必要な機能が揃う

カラーミーショップは php のように独自タグを html 中に埋め込んで、データを呼び出したり分岐をさせたりします。

独自タグ一覧(PC、スマートフォン)

マニュアルに独自タグ一覧が載っていますが、よくわかりません。

ゼロベースから足し算でタグを追加してサイトを構築するのは現実的ではありません。

サイトの規模にもよりますが、無料テンプレートを改造して必要な機能だけ残していく構築方法がおすすめです。

つまり引き算ベースで構築するということです。

僕は bit というシンプルなテンプレートを使いました。

おすすめ商品・最近見た商品・売れ筋商品・お気に入り商品など、カテゴリー以外でのアーカイブ種類が多い

同じ商品でも「おすすめ商品」「売れ筋商品」…と別のまとまりとして何度もホームページ上に露出させることができます。

また、普通の商品一覧は、商品一覧のテンプレートでしか表示できないのですが、「おすすめ商品」などは全てのテンプレートで表示させることが出来ます。

セキュアなページは常時 SSL 化

インターネットでものを売るために、住所などのお客様の個人情報を預かるわけで、セキュリティ面で慎重になる必要があります。

カラーミーショップは決済画面やお問い合わせフォームが常時 SSL 化しているので、個人情報が漏れる心配は低いです。

電話サポートやお問い合わせが無料

電話サポートやお問い合わせは、プランにかかわらずすべて無料で受けることが出来ます。

カラーミーショップのデメリット

  • 制限があり、デザイン通りのサイトが作れない
  • デフォルトのお問い合わせフォームのカスタマイズ性が低い
  • 静的ページを CMS 化させる際の手間
  • URL がパラメータなのでページの親子関係が作れない

制限があり、デザイン通りのサイトが作れない

例えば、商品登録ページで、登録項目が足りなくなったとかです。

WordPress で商品登録するならカスタムフィールドを使って入力欄を無限に増やせるのですが、カラーミーショップはそこが有限なので、どこかで妥協しなければいけなくなります。

他にも、このページではこのタグが使えない、みたいな別の制限が組み合わさって、予定通りのデザインどおりに作成できなくなってしまうことがあります。

こういった情報をディレクターとエンジニアで共有する必要があると思いました。

デフォルトのお問い合わせフォームのカスタマイズ性が低い

カラーミーショップのデフォルトのお問い合わせフォームは最低限の機能しかなく、js が使えないので高度な設定はできません。

また、追加したフォーム要素が全て textarea になります。

SSL 化されている所など長所はありますが、必要なら他のお問い合わせフォームのサービスを検討した方がいいと思いました。

静的ページを CMS 化させる際の手間

DOE のルールとして CMS を構築するときは、一度 html で静的なページを作ってから CMS 化させています。

カラーミーショップが WordPress や Wix といった他の CMS と違うところは、html ベースなのにブラウザからしかソースコードを編集できないところです。

ソースコードをコピペしてブラウザに反映させる作業は、非効率的で面倒で、気力と時間を浪費します。

URL がパラメータなのでページの親子関係が作れない

例えば、特定商取引法に基づく表記ページでは example.com/?mode=sk のようにパラメータで処理されていて、ディレクトリ名で URL を指定できません。

親子関係のあるページを作るときに、URL で表現することが出来ません。

まとめ

メリット・デメリットを挙げ連ねましたが、良くも悪くも初心者向けの機能が多く、詳細なカスタマイズをできないようにしている印象を受けました。

料金や集客については一切触れませんでしたが、その辺はエンジニアの守備範囲外ということでお許し下さい。

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