Close

DOEブログ

DOE Blog DOE Blog

ホームDOEブログ集客できるのは『独自ドメイン』と『サブドメイン』と『サブディレクトリ』のどれ?

SHARE

SHARE

ホームページ制作SEO対策 2024.06.17(更新)

集客できるのは『独自ドメイン』と『サブドメイン』と『サブディレクトリ』のどれ?

既に本体となるWebサイトを運営しており、それに加えて新しいWebサイトを構築することになったときに考えなければならないのが、『独自ドメイン』、『サブドメイン』、『サブディレクトリ』のどのパターンでいくかということです。
仮に本体サイトが【http://www.example.com/】だとすると、次に制作する新サイトは、

  • 『独自ドメイン』…http://www.ABC.com/(上記本体サイトとは全く異なるドメイン)
  • 『サブドメイン』…http://sub.example.com/ (www部分がsubになったドメイン)
  • 『サブディレクトリ』…http://www.example.com/sub/

のいずれかとなります。

Webサイトへの集客を一番に考えた時、どの選択肢がベストでしょうか?
それを判断するにはSEOの知識はもちろん、ビジネス視点・ユーザー視点に立った総合的な判断が必要となります。

SEO視点でのチェックポイント

チェックポイント:本体サイトのドメインパワー引継ぎ

SEO対策において、ドメインの評価は大切です。
長い時間育ててきたドメインはGoogleから評価されています。
この視点から考えて順位をつけると、

【1位】サブディレクトリ
【2位】サブドメイン
【3位】独自ドメイン

となります。
以前から評価されている本体サイト内に新サイトを運営する場合は、その評価を自分の評価として受け取ることができるので有利になります。
一方、独自ドメインは他社から買ったりする場合を除き、一から育て上げていくことになるので不利になります。

チェックポイント:テーマの関連性

『ペンギンアップデート』に代表されるように、Googleは『コンテンツテーマの関連性』を重要視しています。テーマが本体サイトと関係があれば、本体サイトからのリンクにより、正当な評価が新サイトにも流れるようになります。
従って、本体サイトに全く関係のないサイトを新サイトとして作る場合は、

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

となり、逆にテーマが関係するサイトを作る場合は、

【1位】サブディレクトリ
【2位】サブドメイン
【3位】独自ドメイン

となります。

チェックポイント:内部リンクによる評価の受渡し

リンクジュースやPageRankという言葉で表現されるように、内部リンクで自ページの評価を他ページへ受け渡すことができます。サブドメインとサブディレクトでの評価の受け渡しはどう違うのかという議論はありますが、基本的にはほとんど同様の扱いをしているとの発表があります。
下記はGoogleのマット・カッツ氏による説明です。

また、ウェブマスターツールで【検索トラフィック>内部リンク】の中に、サブドメインも含まれて表示されることからも、サブドメインと本体サイト間のリンクは基本的には内部リンクとして扱われています。
ページの評価を相互に受渡したいかどうかは戦略によりますが、仮に、評価を相互に受け渡してサイト全体の評価を上げたいとすれば、

【1位】サブディレクトリ
【2位】サブドメイン
【3位】独自ドメイン

という順位になります。

チェックポイント:長期的な戦略か否か

長期的に育てていきたいサイトであれば、目先のトラフィックやSEO対策に囚われる必要がないので、独自ドメインを取得するという選択肢が強くなると思います。

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

チェックポイント:URLによるSEO

GoogleはURLに含まれるワードも重要視しています。この視点から考えると、

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

となります。
と言うのも、サブディレクトリの方式ではそのサイトにとって重要なキーワードが分散されてしまいます。
例えば【http://www.aaa.com/bbb/】というURLでは『bbb』が重要なキーワードなのに、『aaa』によってその評価が薄められてしまうためです。

チェックポイント:Googleからペナルティを受けた場合のリスク

SEO対策に携わっていると、Googleからどう評価を受けるかというよりも、Googleからペナルティを受けないためにどうするか、をまず一番に考えなければなりません。Webからの集客が重要なビジネスなら尚更で、もしも「検索順位が1位から50位になってしまった…」という事態に陥ると売上は激減するでしょう。
サブディレクトの場合は本体サイトと新サイトは密接に関係している状態なので、どちらかのサイトがペナルティを受けるともう一方のサイトにもそれが影響する可能性が大きくなります。そうすると、

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

のように、独自ドメインが安全で、サブディレクトリがリスクがある、ということになるので、最悪のケースも予め想定しておく必要もあるでしょう。

SEO以外の視点から見るチェックポイント

上記で『SEO視点』からのチェックポイントをピックアップしましたが、実際にはそれだけでは判断できません。以下にその他のチェックポイントをいくつか挙げます。

チェックポイント:URLへの信頼性

ユーザー視点で言えば、URLがどこかのサイトの一部分になっているサイトは印象は良くないでしょう。
完結で短ければ短いほど信頼性が増します。

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

独自ドメインが強く、独自でオリジナルのサービスを展開しているサイトだという印象を与えられます。

チェックポイント:システム面での問題

サイトの 制作サイドとしては、例えばCMSをサブドメインにインストールできるのかとか、DNSの設定は問題ないかとか、技術的な問題も考慮する必要があります。更に、運用フェーズにおいても、Googleアナリティクスで計測しやすいかどうか等考えれば、

【1位】独自ドメイン
【2位】サブドメイン
【3位】サブディレクトリ

この順位に落ち着くでしょう。

まとめ

サブドメインがいいのかサブディレクトリがいいのかというのは、制作者の間でも意見がわかれることもあります。しかし今回この記事を書くに当たり多くのサイトを見た結果、2014年現在ではほとんどの方が、『本体サイトとコンテンツの関連性があるならばサブディレクトリが良い』という結論に至っているように感じます。

このように、新しいサイトを追加する際にドメイン周りをどうするかというのは少々複雑な問題です。
チェックポイントを上記のようにピックアップしましたが、その中のどれが一番大切ということはなく、その都度、それぞれのメリット・デメリットをじっくり見極めながらベストな方法を取る必要があるでしょう。

DOE(横浜)のニュースとブログ

News News

横浜のWeb制作会社DOEはホームページ制作に関連するWeb技術、Webデザイン、SEO対策情報など人気&おすすめ記事を随時公開中です。
尚、Xでは現場の声がリアルタイム配信中です。良かったらShareして繋がってください。